ストーリー

緑の聖域

第四章:緑の聖域


人間の楽園―エデン大陸の南にある広大な密林は、その昔、天使達の聖域だった。

しかし、天界戦争当時、悪魔達に占領され多くの天使達が犠牲になりました。

その天使達の魂が「生命の源」となり昇華され、生い茂った森林へと形を変え、風香林の起源の地となりました。

その後、日々続く気候の温暖化により、密林の環境は急激に変化、気候は亜熱帯となり沼や沢の面積が広がり…無数の猛獣達がこの地に生息しはじめました。

それに合わせるかのように好戦的な半獣人族もこの地に定住するようになり、危険が増したため風香林の住民達は、北への移住を余儀なくされました。

時は流れ、サルカスが風香林の新たなる長に就くと、各陣営に「南への遠征」を呼びかけて、「聖地奪還」を宣言しました。しかし、想定外の事態が遠征隊を待っていました。
それは、悪魔学園の学務主任ベリエルが、「生命の源」奪取の命を受け、半獣人族と同盟を結び遠征隊の行く手を阻んだのです…

サルカスの苦難を目の当たりにしたミカエルは天使達へ、「遠征隊を苦境から救い出し、ベリエルの魔の手から「密林に眠る聖域を全力で死守する」という指示をだしました。